2016.12.31 いよいよ、ディアドルフの出番です。

机の下を掃除した時に、
ずっと2年くらいしまい込んでいたディアドルフも一緒に出てきました。
袋にはほこりがいっぱいついていました。・・・。

三脚に備え付けて、いざ、カメラを組み立てると、
蛇腹がすっかりと固くなっていて、バリバリと音を立てて開きました。
ネジもかたくなっていて、一つ一つの動きがぎこちなく、
なかなか思うようには動きませんでした。

それでも、何とか操作の仕方も要領を得て、動かせるようになり、
レンズを付けてみることもできました。

昨晩から今日の午後までかけて、
防湿庫から取り出したレンズを一つずつカメラに付けてみて、
8×10をカバーするものかどうか、
4×5のアダプターを付けても、撮影ができそうか、などを
調べてみました。

そうすると、
手持ちもレンズの中には色々なものがあることが分かりました。

一つずつレンズを付けて、
山の方を見て、送電線の鉄塔にピントを合わせて、
ピントグラスの像をルーペでじっくり見てみると、
8×10をカバーするものであっても、
鉄塔の様子が、細かくはっきりと見えるものや、
ぼんやりとして、イマイチ、像がはっきりとしないものがあり、
レンズにもいろいろあるんだなあと
レンズの沼の奥深さを感じ入りました。

以前、10月4日に、バイク野郎様がコメントして下さったように
「写真家の吉村和敏さんも8×10はレンズ2本しか持って(使って)おられませんでしたよ」
という言葉も、その意味が、改めてよく分かったような気がしました。

ルーペでピントグラス面を見ただけですが、
レンズによって、鉄塔を映し出す線の繊細さがこれほど違うのですから、
写真にすると、そのあたりが違いとなって、はっきりと分かるのでしょうね。

いよいよ、1月1日を迎えます。
来年こそは、ディアドルフも初仕事をする機会があると思います。
そして、だんだんと出動する機会が多くなることと思います。
楽しみです。

イメージ 1
ピントグラスで見た鉄塔の像がはっきりとして、線の一つ一つがよく分かったレンズの、
 ジンマー f5.6 210mmを付けたディアドルフ



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