2015.9.30 もともと芸術作品として完成しているものを撮るということ・・・。

銅像や、彫刻物、絵画などを写真に撮ることについて、常々考えていることがあります。

芸術作品として、石や石膏等、形のないものを一から形に仕上げ、そうして、作品として完成されたもので、
女性の彫刻等、気品や美しさが感じられます。

それらは、それでもうすでに作品として完成されています。

それを写真に撮って、写真を作品に仕上げて美しいというのは、
元が美しいのですから、ある意味至極当然のことかと思われます。

自然の風景や何気ないごく日常の風景を美に仕上げていくのとは、
わけが違うのではないかと思います。

掛け軸や絵画も同じことで、完成されていますので、同様に、写真作家さんの作品としての写真も、
同じことが言えます。

掛け軸や絵画、写真を、私の作品とすべく、写真に撮ることはあまりしないのですが、
彫刻や銅像等は、よく撮ります。

あの芸術作品(美術品)は撮らず、この芸術作品(美術品)は撮る・・・。
どこか矛盾しているような、していないような・・・。

そのようなことを、時々考えています。

そのあたりのことは、皆様、どうお考えなのでしょう・・・。
一度、伺ってみたいものです。

イメージ 1

(よどひめじんじゃ)
Large Kusu tree of Yodohime‐jinjya.  Saga Prefecture , Japan. 2015

Rolleicord Ia
  Triotar 7.5cm F4.5