2015.9.24 フィルム入れ忘れで、リアル素振りに・・・。

昨日のブログに、フィルムカメラ ライカM3での撮影のことを書いたのですが・・・。
実は、フィルムが入っていませんでした。

残り1枚になったところだったので、
もう現像に出そうと、レバーを回して巻き戻すと、違和感を感じました。
恐る恐るふたを外してみると・・・。

フィルムが入っていませんでした。

プロのカメラマンや、昔の方が、フィルムを入れ忘れていたと、失敗談で語られる話を、
そんなことはあり得ないだろうと、私には別の世界の話で無関係に思っていましたが、
とうとう私にも、その番が回ってきました。

カメラのストラップに、フィルムケース(箱)の切れ端を付けて、
フィルムの有り無しが分かるようにしていたのですが、
この時は、現像に出した後、取り忘れていたのでしょう・・・。
つけっぱなしになっていました。

そして、フィルムのカウンターも、中途半端な位置で止まっていて、
いかにも撮影途中という感じでした。

このような2つのミスが重なって、
フィルムが入っていない状態の「素振り」、
まさに「リアル素振り」となってしまいました。

負け惜しみのようですが、
撮影した風景や、その時の家族の表情など、
光の具合や、場面の様子は、
けっこう覚えています。

ファインダーをのぞきながら、
ずっと、家族の表情を追いながら、
どこを撮ろうかと、
真剣に考えたことが、功を奏したのでしょう。

デジタル一眼での連写ばかりでは、おそらく記憶にも残ってないでしょう。

今回は記念写真はなく、
家族の姿だけを追ったものだけでしたので、
幸い、大事には至りませんでした。
家族の写真は、デジカメで、ミスなく撮ることが大切と改めて感じました。

ただ、写真には残りませんでしたが、記憶には残りました。

これは、これでよかったのかもしれません。
いわゆる、原点に立ち返ることができたのですから。

イメージ 1

閉店してしまった街の写真屋さん
どんどん、プリントしてくれるお店が減っています。

The photo studio who closed a shop. Fukuoka Prefecture , Japan. 2015
FUJIFILM FINEPIX F800EXR