2015.9.6 感覚を研ぎ澄ますと・・・。
先日、地図(スーパーマップル)を購入しました。
中古でしたが、きれいなもので、早速使うようにしました。
私の車には、ナビゲーションが付いています。
便利なもので、このナビのおかげで、行きたいところに行けますし、案内してくれます。
ただ・・・。
画面が思うように大きくないので、
目的地が遠いところだったら、ルートが分かりにくいということが悩みの種でした。
そんな中、渋滞を避けようと、大回りながらも、時間短縮できるのではないかと思い、
ナビを頼りに、初めての大回りの道を通ってみました。
その道を通りながら、この施設がこんなところにあったのか、
あの名所がこんなところにあったのか、・・・と
運転しながら、とてもうれしい気持ちになると同時に、
残念な思いがこみ上げてきました。
昔、紙の地図をぱらぱらとめくりながら、あの道を通ってみようと思ったとき、
あの施設の前を通るのか、あの名所の近くを通るかと、
ワクワクした思いがあり、この道はこうなっていると、自分の頭でルートを組立て、
ルートをしっかりと覚えていました。
しかし、ナビにまかせるようになり、ナビが推奨する道を走るようになり、
ルートを組み立てることも、覚えることも少なくなってきたように思います。
公共の施設や名所も、その近くの道を通らなければ、表示されない苦々しさもあります。
早速、地図を開きながら、運転し、
この道を通ると、ここに出る、とワクワクしながら、
そして、運転中、青色の看板を見ながら、国道△号線がこの道か、
県道☆号線がこの道か、と新鮮な気持ちで運転することができました。
便利な世の中ですが、
頭を使って、苦労して、自分の力で考えて車を運転する・・・。
これって、フィルムカメラの撮影と、似たようなものでしたね。
この文章を書きながら、あらためて思いました。
機械任せは便利ですが、自分の力で、何でもやってみる。
あのころの、自分の力で、何でもしていた頃は、結構、感覚を研ぎ澄ませて、
周囲に敏感に行動できたと思います。
あらためて、私の、感覚を研ぎ澄ませていきたいと思います。
写真にも、その効果が出るのでは・・・と思っています。
私の研ぎ澄ませる感覚はこの鉛筆のように短いかもしれません。時代遅れ?かもしれません。
しかし、残された時間は、まだまだあります。
丸くなったままで終わるのか、
ほんの1センチにも満たない鉛筆のようになっても、
小刀で削りながらも、現役で、研ぎ澄まされているままになっているのかは、
気の持ちようだと思います。
My keen sense such as a short pencil