2015.8.25 災害と写真

台風が近づいています。

かつて読んだカメラ雑誌に、
大雨や洪水などの災害を撮るのは、
雨や風などが収まってからにしましょうということが
書かれていました。

スクープ映像のように、大雨や大風で災害が発生するような場面の決定的瞬間を
是非写真に撮りたい、という気持ちになることは、
私にもよくありますし、その気持ちも分かります。
ただ、
その時の雑誌に書かれていたことで
それらを撮ろうとして、最終的に、被災し、遭難し、救助されることのないように、
また、人の迷惑とならないようにしてください、
ということも書かれていました。

写真を、
自分自身の表現としての芸術か、
災害の場面をスクープ映像としてか、決定的瞬間としてか、を
自分自身にとって、どういうものであるかを考えてみると、
おのずから行動が決まってくると思います。

イメージ 1


Face. Fukuoka Prefecture , Japan. 2015
Canon EF 28-90mm f4-5.6 USM