2015.8.9 Leica M3での久しぶりの撮影と、「残心」

昨日まで、半ば無理やりにLeicaM3で撮影してきました。
ブログ用にと、コンパクトデジカメでの撮影と並行してですが、
やはり、フィルムでの撮影は楽しいもの。
コンパクトデジカメでは、撮ったその場で色や構図を確認していまい、何度も撮り直しをしますが、
フィルムでの撮影は、照度計を見て、絞りとシャッタースピードを考えるだけで、
「写真する」ことを楽しめます。

剣道や弓道等の武道には「残心」というものがありますが、
シャッターを切った後の、ほんの少しの間の、ファインダーで対象物を見ることが
それに当てはまるような感じがします。

手ぶれを抑える意味で、しばらく構えたままということもありますが、
この残心が、フィルムカメラではできるような気がします。

LeicaM3での撮影では・・・、
像をとらえるときには、弓道での弓を引くように体を構え、体を静止して対象を凝視し、
シャッターを切った後は、剣道の残心のように、ファインダーで像をとらえ続ける・・・。

写真道ではありませんが、
フィルムを使うM3での撮影には、一連の動作に、美を求める姿が、楽しく感じられます。

「美」という言葉が出てきましたが、
所作の美しさは大切にしたいものです。

イメージ 1

回転してもなお・・。生命力の強さ。

Even if turn. Strength of the vitality.  Fukuoka Prefecture , Japan. 2015
Fujifilm Fnepix F200EXR