2015.3.22 結局は何を表現したいのかが問われることに

先日、いつものようにジャンクコーナーをのぞいていたところ、見慣れないレンズがありました。
一部外観に問題があるものの、レンズそのものはきれいで、埃はほとんどなし。
くもりもありません。AFもそれなりに動いています。
そのレンズはこれから述べるキヤノンのEF20-35mm F2.8 Lというレンズでした。
金額は、市場価格の半分以下。キヤノンのLレンズが欲しかったところでしたので、Deardorff貯金を切り崩して買ってしまいました。
 
手持ちのお金がなかったので、取り置きということで、購入まで数日ありましたが、その間、ネットでいろいろと調べてみましたところ、あまり良い評判がなく、収差の問題が大きく取り上げられていました。フィルムカメラでは良いといわれる焦点距離も、デジカメに装着すると、1.5倍ほどの計算となってしまい、焦点距離が中途半端になるようです。
何かどこかに、それなりの評価をして下さるブログを探しておりましたら、・・・ありました。
 
akise photo sensuous様のブログにこのレンズの評価がありました。
以下、その内容を転載(引用)させていただきます。
ありがとうございます。
 
以下、引用(akise_photo_sensuous
 
このEF20-35mm F2.8 LはEOS 1N とF2.8 Lのズームレンズ購入直後に米国から取り寄せた
「20年近く前のUSMもISも無いレンズ」だが、自分としては
 ・超広角域から広角域までをカバーするレンジ(35mm用フルサイズの場合)
 ・AF時のフルタイムMFが無くても「使い勝手に不便は無い」(広角域での必要性は低い)
 ・とても切れ味の良いレンズで描写にも不満は無い

Web上の普及カメラ(表記焦点距離の1.3倍や1.6倍)でのインプレッシヨン? では、
 ・標準域のズームになるので最近のF4クラスのレンズの方が良い(結果的に?)
等と謂った書き込みが有るが、
そもそも
 ・「規格違いの製品」で
 ・「20年近く前のモノと現在のモノを比較」してレンズ描写が如何のこうの
と謂うのも如何なものかと。

古いレンズなので「周辺域の光量低下」や「画像流れ」が有って「ピントが甘い」等と云われているが、
要は「如何謂う写真を撮る事が出来るか?」が最重要な事であり、描写は後から追随するものだと思う。

1N、1DsIIと使い続けて、つくづく良いレンズだと思っている。
 
 
引用、終わり。ありがとうございました。
 
このブログを拝見し、一筋の光が差したように思いました。救われました。
言葉の重み、言葉の力をあらためて感じたとともに、
何で撮るか、どのように撮るかではなく、何を撮るか、何を表現したいのかを考えなければならないと
あらためて感じました。
 
akise photo sensuous様、ご示唆をいただきまして、ありがとうございました。
 
I must think what I want to express with a photograph. I want to express what i think.
 
イメージ 1
The rust of the tin roof. Fukuoka Prefecture , Japan. 2015
FUJIFILM FINEPIX F800EXR