2016.5.15 虎屋の羊羹という黒さ、ピアノのような黒さ・・・。

アローカメラ&我楽多屋さんのブログを毎日拝見しています。

ずいぶん前でしたが、
そのブログに、
コニカFPが虎屋の羊羹のような黒さ(黒光り)があったり、
ピアノのような黒さで重厚感があるという話が
ありました。
その記事を読んで、無性に欲しくなり
格安で手に入れたのがこちらのFP(当時はジャンク)でした。

ジャンクでペンタの上に凹みがあったものの、
黒光りはそれなりに残っていたので、
迷わず、オーバーホールをお願いして
レンズ共々使えるようにしたのでした。

しかし、
その後、別のカメラが手に入ると、
途端に、目が向かなくなり、
オーバーホールまでして問題なく動くようになったにもかかわらず、
ほとんど使うことのないまま、
防湿庫の奥深くに何年も待機をしていただいておりました。

このごろ、一念発起して、
取り出してみると、
ファインダーに薄い曇りが・・・。

ずっと使わずにしまい込んでいたので、
ファインダーにカビが生えてしまったようです。

ショックでしたが、
ある意味、ファインダーに曇りのある「ジャンク」になった途端に
愛着が出てきたというか、いとおしくなったというか、
そんな気持ちになったのでした。

「手のかかる子ほど、かわいい」
「手のかかる子ほど、思い入れが強い」
というようなものなのでしょうか。

勝手なもので、
そんなことから、
使ってみようかなという気になりました。

もともと傷入り、ペンタに凹みがあるカメラでしたが、
それなりの渋い黒さは健在です。

これを機に、使ってみることにしましょう。

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