2016.2.19 カラー写真はやはり色が大事。ただ、それは・・・。

先日、カメラ店の店主さんとゆっくりお話する時間が持てました。

その時のお話で、写真はやはり色が大事であると、おっしゃっていました。

ただ、それは、プリントや焼き増しをする上での話。

大手の写真現像のできるお店では、
期待した色がなかなか出ないのだとか。

それは、操作を担当する方が、
写真をプリントする時の機械の色の操作を
適切に行っているかどうかによって決まるということのようです。

写真の裏を見ると、NNNNのような文字があり、
どうやら、4つの色や濃度、明暗などを
調整しているということのようでした。

店主さんのお話によると、
写真のプリントでは、
ニュートラルとしてのNがあり、
そのニュートラルを、+方向、-方向に、
プラス(+)や、マイナス(-)の操作をして、
色の具合を出していくのだとか。

蛍光灯の光の下でも、太陽の光の下でも、
屋内でも屋外でも、
一面銀世界の雪の中でも、緑豊かな自然あふれるところでも、
その操作を適切に行うことによって、
どれも、本来なら、皆一様に、
バランスの取れた顔色などが
出るのだとか。

披露宴会場の黄色っぽい照明のような光で、
その色のまま、黄色っぽい表情で
プリントを出したらダメなのだと、
おっしゃっていました。

皆さん、そのあたりが分からないから、
カメラが悪いとか、レンズのせいだと
言っているが、
それは、カメラなどのせいではなく、
プリントをする人の腕の問題、
プリントとして上がってきた色のせいであると、
いうことでした。

そのカメラ店の店主さんは、
知り合いに腕のよいプリントができる写真店があったが、
廃業してしまって残念だ。
もう写真はどこにも頼めない・・・と、
残念そうにおっしゃっていました。

その話を聞いて、
ますますプリントすることに
興味が湧いてきました。

プリントを担当する方と知り合いになっているカメラ店がありますが、
確かに、色の話は、サクサク進んでいきます。
話ができるだけに、安心して任せられます。
この安心感に、お金を払っているのだと、
前述の店主さんもおっしゃっていましたが、
同感です。
色をしっかりと見ることのできる写真店を選ぶことのできる
眼力も、写真を志す人にとって、必要なのだと思います。

イメージ 1

たまたまでしたが、
人の顔が、あかいものであるかのような雰囲気に見えました。

キヤノン EOS30D 
Sigma 70-300mm DG Macro