2015.7.15 体は老いていきますが・・・。その先に何が残るか。

今日は、いろいろなお話から。

①先日、歯医者に行き、治療していただいたとき、そこには、カールツァイスの機器がありました。
また、メガネ店に行ったときには、トプコンの視機能検査装置がありました。
古いカメラやレンズが好きな私にとって、この2社はぞくぞくっと、身震いするほどのメーカー。
カメラやレンズがそこにあるわけではないのですが、この2社を見かけると、うれしくなります。

大相撲中継を見ながら、行司さんの後ろにいる観客の皆さまの姿に目がうつりました。
皆さま、ほとんど写真を撮っておられませんね。
あの場所では写真を撮ったらダメなのかもしれませんが、
皆さま、ご自身の目で直接見て、その取り組みを、一番一番楽しんでおられます。
私だったら、写真ばかり撮って、生の、目で見て楽しむことができないかもしれません。
直接、目で見て楽しむことが、本当の楽しみ方でしょうが・・・。
ちょっとしたことでも写真を撮ってしまう。
脳裏に焼き付けるという言葉がありますが、脳裏への焼き付けは一番の苦手かもしれません。
何か変な感じですが。

③風呂上がりに、体をふきながら、鏡に映った私の姿が目に入りました。
首の下(鎖骨のあたり)や、腰に近い脇腹のあたりの、肌・皮膚の質感や肉のつき方に老いを感じました。
数年前、手の甲のあたりの肌・皮膚の質感を見ながら、若いころとは違うなとは感じていましたが、
いよいよ体にも老いを感じるようになりました。

若いころのイメージを引きずっていますので老いは恐怖です。
老いたくありません・・・。
しかし、いつまでも若いわけにはいきません。
老いを隠そうと努力することもできますが、いずれは表面に隠し切れずに出てきます。
年齢も、毎年毎年積み重ねています。年を取らないわけにはいきません。

若い時には、若さが私の売りでしたので、私から若さをとってしまうと、ほぼ0の、何もないような空っぽの状態でした。
何も残らないような人間でした。

美輪明宏さんの言葉に、これではいけないと、人間を磨くように心がけました。
老いて「ポンコツ」「ジャンク」になるか、
それとも、「ビンテージ」「レア」「クラシック」となるかと、・・・。

まず何ができるか・・・。
そう考えて、できることから、と、言葉に気を付けるようにしました。美しい言葉を使うように心がけました。
今では、立振る舞い。
所作の、ほんのちょっとしたしぐさが美しい私となるように、
動きを見直すように、磨くように心がけています。

老いて、その先に、何が残るか・・・。
私は、ポンコツにはなりたくありません。

イメージ 1

帰りを待つ


We wait for parents to come home.Fukuoka Prefecture , Japan. 2015

NIKON D70S
AF-S NIKKOR 18-70mm 1:3.5-4.5G ED
トリミングしています。

※ナイスを下さった方、ありがとうございました。