写真と ごはんをおいしそうに味わって食べること

以前、職場の体験実習に来た学生さん(女性)の話です。
 
昼食時間のことです。
仕事を片手に、ご飯はかき込む、とにかくお腹に入れるといった食べ方をしている私の隣で、その方は、「おいしい」と言いながら、満面の笑みでお弁当を食べていました。
 
最初は、変わった方だなと思いながらも、その方の様子を見ていると、だんだんとうらやましい、素晴らしいと思うように変わってきました。
 
思えば、仕事をするようになって、昼食を味わって食べた記憶がないのですから。
 
その一時を、大事に、気持ちを込めて、何事も有り難く感謝しながら過ごすことのできる人。その学生さんを見て、自分もこうなりたいと思い、少しずつ、味を感じながら食べるようにしています。
 
写真もそう。その一時を大切にしながら、関わってくださった方との出会いを大切にし、撮影した景色を写真(カメラ)だけでなく自分の目にも焼き付けることのできるくらい気持ちに余裕を持って、その方々や素晴らしい景色との出会いに感謝したいと思っています。
 
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杉本博司さんのように人形をリアルに写してみたいものです」
イカ M3